このページでは、りんごについてのよくある疑問をまとめました!

りんごを食べると太る?

日本では、くだものは嗜好品としての位置付けが強く、食べると太る、糖尿病になるなどの間違った認識が先立ち、くだものの消費量は世界的に見ても低い水準にあります。

実際に、果物は甘味の強い果糖を含むので甘く感じますが、果糖のカロリーは他の糖と同じです。
また、ほかの食物に比べて水分が多く、カロリーが低いのです。

たとえば、りんご100gあたりのカロリーはショートケーキ1個(100g)の15パーセント程で、カロリーの高い脂質はほとんど含まれていません。

しかも、豊富に含まれている水と食物繊維が膨らんで満腹感を与え、他の高カロリーの食品の摂取を抑えるので、ダイエットに効果的です。

りんごのカロリーはショートケーキの約15% (100gあたり)

りんごって健康に良いの?

りんごは健康に良い成分をたくさん含んでいますが、主に次の3つの成分を理由に「健康に良い果物」ということができます。

①ポリフェノール

ポリフェノールは老化防止や、抗酸化作用があります。また、コレステロールを下げる作用もあるため、高血圧、動脈硬化にも効果があるといえます。
りんごにはこのポリフェノールが、なんと100種類以上も含まれています!

②カリウム

カリウムは余分な塩分を排出し、血圧を下げる効果があります。
1日に1~2個のりんごを食べることで血圧が下がるというデータもあるそうです。

③ペクチン

ペクチンは食物繊維の一種です。ペクチンが持っている食物繊維には腸を整える効果があり、便秘にも下痢にも効くといわれています。
また、食物繊維は余分なコレステロールや食品添加物などを吸着させ、便と一緒に体外に排出する作用もあります。
ペクチンのおかげで、動脈硬化や大腸がんなど生活習慣病を防ぐこともできるのです。

りんごをおいしく食べるための保存方法を教えて!

りんごを保存する際は、乾燥しないようにポリエチレン袋に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。冷蔵庫に入りきらない場合は、「風通しが良く、日の当たらない、涼しい場所」で保存してください。

※当園から段ボール箱で購入した場合、すぐにモウルド(クッション材)は取り除き、段ボール箱に直にりんごを入れるようにしてください。

平林農園 りんご狩り
乾燥を避け、冷暗所で保管

りんごの「みつ」って甘いの?

リンゴの果肉の一部が、水浸状になっている部分は、「みつ」と呼ばれ、樹上でりんごが完熟する過程で自然に発生します(すべての品種で発生するわけではありません)。
したがって、みつ入りりんごは、完熟になるまで樹になっていたことの証明であり、おいしい証拠でもあります。

このみつの部分は、しょ糖(スクロース)などの糖が、他の部分と比べて多いわけではないので、みつの部分だけ食べても特別甘いわけではありません。

また、蜜はやがて果肉全体に広がり吸収され、通常収穫後1~2ヶ月で消えていきます。
しかし蜜入り部分が消えずに残り、褐変したり変質することもありますので、なるべく早くお召し上がりください。

「みつ」はおいしいりんごだという証拠

「サンふじ」や「サンつがる」の”サン”ってなに?

「ふじ」や「つがる」は、栽培過程で袋をかける栽培方法があります。袋をかける理由は、病気や害虫からりんごを守るためと、色づきを良くするためです。
一方、袋をかけないものを「無袋りんご」といい、太陽の恵みをたっぷり浴びています。これが”サン”の意味するところです。

当然、日のたくさん当たる”サン”がつくりんごの方が、甘みが多くおいしいです。
当園のりんごも、特別な理由(”祝”や、”寿”などの文字入りりんごをつくる場合)以外は、すべて袋をかけない、無袋栽培です。

日の光をたっぷり浴びて育っています!

りんごは皮ごと丸かじりしても大丈夫なの?

りんごは病害虫の発生を防ぐため、収穫されるまでに農薬の散布が行われますが、正しい使用時期や方法により、健康に害のないように十分注意していますので、大丈夫です。

りんごの皮には、多くの栄養成分が含まれていますので、歯に自信のある方は、ぜひ丸かじりで食べてみてください。

丸かじりもおすすめ

りんごは大きいほうが美味しいの?

基本的に大きさによっての味の差はありません。
品種によっては、小玉のほうが実がしまっていておいしく感じるものもあります。また、全般的に小玉の方が貯蔵性も優れています。

大玉は見栄えがいいので、贈り物に最適です。
また、同じ重さを買うと小玉に比べて玉数が少ないので、芯などの廃棄部分が少ないというメリットもあります。

大小それぞれにメリットがあります

「1日1個のりんごで、医者いらず」
(An apple a day keeps the doctor away)

という格言がありますが、ヨーロッパでは、16世紀からりんごが健康に良いと知られ、多く食べられてきました。

日本でもようやく、くだものが健康に良いと言われるようになっています。毎日1個のりんごを食べて、健康な生活を送りましょう!